炊飯器でおいしいご飯を炊く方法が知りたい!

炊飯器でおいしいご飯を炊く方法が知りたい!

はじめに

みなさんは普段、お米をどのようにして炊いていますか?
「ゆっくり丁寧に洗ってから炊いているよ!」という方は、要注意です。もしかするとそのやり方は、あまりよくない方法かもしれません。

今回はそんなお米のおいしい炊き方についてマイちゃんとコメじいに教えてもらいましょう!今日も炊飯器でお米を炊いているマイちゃん。なにやら失敗してしまったようですが・・。

あ〜あ、また失敗しちゃった・・
おやマイちゃん、どうしたんじゃ?
マイちゃん
新米の女の子。お米のことなら何でも知りたがる好奇心旺盛な性格。近所のコメじいによくお米について教えてもらっている。
コメじい
古米のおじいさん。マイちゃんの家の近くに住んでいる。お米のことなら何でも知っていて、聞けば詳しく教えてくれる。お話好きで優しい性格。
お米がうまく炊けないんだよ〜いつも芯が残っちゃうんだよね
ふぉっふぉっふぉ。なんじゃそんなことか。ようし、今日はわしがおいしいご飯の炊き方について教えてやろう
本当?嬉しい!ありがとう、コメじい!
お安い御用じゃ(照)お米のおいしい炊き方には諸説あるんじゃが、わしが一番おすすめの方法を伝授してやるぞ。まずはお米の洗い方についてじゃな
よろしくお願いします!
ふむ。ところでマイちゃん、お米を洗うことを『研ぐ』と言ったりするじゃろ。どうしてじゃと思うかのう?
うーん・・お米同士をこすり合わせて洗うから?
うむ、その通りじゃな。昔は今より精米技術が発達していなかったから、お米同士をぎゅぎゅっとこすり合わせて汚れをとる必要があったんじゃ。そこからお米を洗うことを『研ぐ』と言うことになったんじゃな。ただ、これはもう古いやり方で、今はそこまで研ぐ必要はないんじゃよ
そうだったんだ!軽く洗うだけでいいってこと?
うむ、今は精米技術が進歩しておるから、お米の周りのヌカはあまり残ってないんじゃよ。じゃから、指先で軽く洗うだけで十分なんじゃ。力を入れすぎるとお米が割れてしまうからのう。水を注いで、さっとかき混ぜて、すぐ捨てる。これを2〜3回繰り返せばよいぞ
なるほど!今まで強く洗いすぎてたな〜
あと一つお米を洗うときの注意なんじゃが、最初の水はすぐに捨てて欲しいんじゃ。乾いたお米は水分を吸収しやすいからのう、ヌカが多く含まれている最初の水は、素早く捨てないとヌカ臭いご飯になってしまうんじゃ
おっけー!覚えたよ!
ふむ、次は浸水についてじゃな。マイちゃんは、いつもお米を洗った後水に浸けてるかのう?
浸水?なにそれ!やったことないよ〜
ふむ、もしかするとマイちゃんのご飯に芯が残ってしまうのは、それが原因かもしれんのう
え?どういうこと?
ふむ、お米は洗ってからすぐに炊くと、米粒の中心まで水分が入っておらず、芯のあるご飯が出来上がってしまうんじゃ。洗った後は水に浸けて、水分をしっかり含ませてあげることが大切なんじゃよ。
そうなんだ、知らなかったよ〜!
ふむ、ただ注意なんじゃが、最近の炊飯器は『浸水機能』が付いてる場合も多いんじゃ。そういう機種は炊飯のときに浸水もやってくれるゆえ、あらかじめ水に浸けなくても大丈夫なんじゃ
そうなんだ!じゃあ炊飯器の説明書をチェックしてみた方がいいね
うむ、そうじゃな。自分で浸水する場合の時間は、大体1時間程度で大丈夫じゃ。その後はザルにあげて水を切ってから内釜に戻し、水を入れ替えて、炊飯器にセットすれば完璧じゃ

おいしいご飯の炊き方って?

  • まず炊飯器の内釜にお米を入れたら、水をたっぷり注ぎ、そのまま素早く捨てます。再び水を注いだら、指先でササッとかき回し、また水を捨てます。これを大体2〜3回繰り返します。
  • お米を洗い終わったら、大体1時間程度たっぷりの水に浸けておきましょう。こうすることで、水分をしっかり含んだふっくらとしたご飯が出来上がります。
  • 時間がきたら、ザルにあげて水を切ってから、内釜に戻します。適量の水を入れ替えて炊飯器にセットすれば完了です。最近は炊飯器に「浸水機能」が付いているものも多いので、説明書で確認してみてください。炊飯の時間に浸水も含まれている場合は、お米を水に浸ける工程は省いてかまいません。
やった〜!これでおいしいご飯が食べれるよ〜!ありがとう、コメじい!
ふぉっふぉっふぉ。それは結構。ところでマイちゃん、土鍋でご飯を炊く場合のやり方についてじゃが・・
よーし!早速帰ってご飯を炊いてみよう!そろそろ帰るね、コメじい!
なんじゃ・・そうか。それじゃ、続きはまた次回じゃな
うん!今日はありがとう!また明日ね、コメじい!
はいよ、達者でな〜

まとめ

昔と比べ精米技術が格段に優れている今は、お米は素早く洗って水を捨てるのが基本のようですね。私自身、今までお米同士をこすり合わせるように力強く研ぐように洗っていたので、とても勉強になりました。

今は高性能な炊飯器もたくさん登場している時代です。お米を正しく炊いて、毎日おいしいご飯を食べられるようになりたいものですね。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。